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血液と睡眠の関係

 

体温には運動を、ということまでお話しました。

今回は、睡眠について考えてみます。

 

質の良い眠りが大切ですね。

部屋の灯りは消して(出来れば常夜灯も消して)真っ暗な方が、
目や脳は、ゆっくりと休めます。


それから、寝る時間も大切。

ポイントは、遅くとも午前0時。
例えば、1時に寝て7時半に起きる、6時間半の睡眠よりも
12時に寝て6時に起きる、6時間の睡眠の方が、
時間は短くとも睡眠の質は良くなります。
日付が変わると、体も変わります。
ですので、日付が変わってから眠ると浅い眠りになってしまいます。

東洋医学的には、全身を巡る血液と関係の深いのは「肝」の役割。
疏泄(そせつ)作用といって、血を貯えておき、巡らせます。
循環の実働は心臓が担っていますが、
イライラして「頭に血が上る」というようなときは、
心臓からではない血液の動きを意味していて、肝との関わりが大きいのです。

肝の氣が一日のうちで強くなる時間帯が、夜中の1時から3時。
なので、この時間帯に休んでいないと、
肝が弱り、血液が消耗してしまうのです。

また「肝」と親子関係にある、「胆」の氣が増すのがその前の2時間、
つまり午後11時から午前1時の間。

だから、遅くともこの時間には横になり、
1時までには深い眠りに入っていることで、
肝を休めることができて、血液の巡りを取り戻すことができるのです。

1時から3時というと、
「草木も眠る、丑三つ時」に当たります。

やたらと怖がる必要はなく、
また「迷信だ」と言って、まったく信じないということでもなく、
単純に、この時間帯に起きていると良くないようだと理解しておけば良いと思います。


それと、もうひとつ大事なことは、「空腹」で寝ること。
食事からすぐに寝ると、体は眠っているつもりでも、
消化のために内臓は動いていますから、完全な休息とは言えません。

当然、眠りも浅くなってしまいます。


夕食の時間が遅い、
寝る前に何かを口にしてしまう、...
これらも眠りを浅くしてしまう要因となるのです。

その結果、血液の循環が悪くなり、
寝起きが悪くなり、朝から頭痛がするなどの症状が起こりますので、
寝る前に食べることには十分に注意しましょう。


質の良い睡眠のために、
これらの生活習慣をまず見直してみませんか?

マットや枕を替えることよりも
大切なことかも知れませんね。


今日も最後まで読んでいただいて

ありがとうございます。

 

 

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