秋のお祭りのシーズンです。
太鼓の音や、神輿を担ぐ声が聞こえてきますね。
お祭りといえば、お供え物。
日本の祭りでは、どこでも共通して供えられる、3点セット。
お米、お水、お塩。
これらは、私たちの体にとっても、共通して必要不可欠なものです。
この3点セット、米・水・塩の極端な過不足により体調を崩すこともありますね。
「おすすめの食材を続けてみたけど効果がでない」
「流行りのものを取り入れてみたら逆に体調が悪くなった」
そんな話を耳にすることがありますが、
多くの場合は基本の3点セット、米・水・塩で根本的な間違いしていることが関係しているようです。
「米はカロリーが高い」
「糖質制限しなければならない」
そんな言葉で米を口にしなくなったけど、
何を食べても満足感が得られないとか、何を食べたら良いのか分からなくなった、
そんな声も聞くようになりましたね。
「日本人は米を食わないかん」
ただ、それだけの理由で、ブレずにお米を食べている人の方が元気に見えます。
「一日に2リットル以上飲みましょう」と言われて、
一生懸命に水を飲んできたけど、
体が浮腫んで、余計にしんどくなった。
そんな人も多く見受けられます。
「塩は体に良くない」
と言われ過ぎて、極端な塩分制限をしていった一方で、
今年の夏も「熱中症対策」にと塩飴が流行りました。
身体は本当は塩を欲しているからこその流行と見ることができるでしょう。
従来からある伝統的、基本的なものを極端に減らしたり増やしたりするのは、
一時的な流行であって長続きするものではないのです。
そんな基本に無理をして、
他の流行となる食材や健康法を取り入れてみても、
良い結果は得られにくいということなのです。
伝統行事のなかには、生活の基本となるものを教えていただく機会があるのですね。