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ワクチンで、予防できなきゃあきらめる?

 

先週あたりから風邪の症状を訴える人が増えてきました。

鍼灸院とは不思議なもので、

「風邪をひいたみたいなんで、何時でもいいからなんとか今日診てもらえる?」
と電話してきてくれる人がいれば

「風邪みたいなので、今日の予約はキャンセルさせてください」
という人もいます。

症状や程度にもよりますが、
あとは信頼してくださっている度合いもあるかも知れませんね。


この時期になると、
「インフルエンザの予防接種、受けたほうがいいの?」
という相談も増えてきます。

必ずしも受けなければならないという類のものではないでしょう。
でも、どうしても心配で、受けないことで不安になるくらいなら受けといたら?

そんなところでしょうか。


ただ、ひとつだけ参考までに言います。

ワクチンは「絶対」ではない、ということ。
いくつかあるインフルエンザの予防のうちの一つくらいにはなるかも知れないけれど、
最も良い予防法とは言い切れない、ということです。


インフルエンザに限らず、ウィルスというのは人から人に感染していくうちに少しずつ変異していきます。
つまり、ウイルスはどんどん形を変えていくので、
ワクチンの中のウイルスとその時流行しているウイルスが、すでに違う型になっていたりするわけです。
そこで違うウイルスのワクチンを打ったところで、もはや効かないわけです。

「ワクチンを打ったのにもかかわらず、かかってしまった」
という人がいても、それは特別なことではないのです。

これに対応するためには、ありとあらゆる型のインフルエンザに対応したワクチンが必要になります。
そのためには、ありとあらゆる種類のワクチンを、何度にもわたって受けることになります。

しかも「想定外」も有り得ます。

どこまでもキリがありません。

 

インフルエンザの予防のための最高の方法とは、

免疫を高めることです。

 

具体的には、

ストレスを抱えずに、笑うこと。

十分な睡眠。

そして、腹八分目に医者いらず。

 

 

「それだけのこと?」
そう思われるかも知れません。


「それだけ」をやってみますか?

それとも、キリがない世界に向かいますか?

 

それはご自身の判断でしかないのです。

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