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食事どきの意外なストレスがアレルギーのもと


アレルギーと食事との関係については、いろいろと関連性があります。

食事の質もさることながら、
食事の量も大切(食べすぎない、食べさせすぎない)です。

そして、もう一つ、大切なことは、
食事の際のメンタル面のことなのです。


ある実験で、
マウスが食事をしようと、口をつけるたびに、
尻尾に電流を流すということをやってみたところ、

健康だったマウスが、
1ヶ月でアトピー性皮膚炎を発症した、らしいのです。


食事のたびにストレスがかかることで、
免疫力が低下し、
アレルギー体質がつくられることを現しています。


アレルギーのお子さんを持つ、お母さんにお願いしたいことがあります。

それは、食事の最中に
「さっさと食べなさい!」
「こぼしちゃ、ダメでしょ!」
「もう~、きたないっ!」
そんなふうに、あまりきつく叱ってあげないようにしてほしいのです。

そして、少しくらいは、下に落としたものも片付けてしまわないこと。
清潔であることも、行き過ぎるとストレスになります。

それに、ある程度の雑菌に対しての耐性を持っておくことも、
免疫力にとっては大切なことなのです。


たとえば、鳥インフルエンザは、
ブロイラーで大量に発生しました。
清潔にされて、器に入ったエサを食べている鶏が発症しました。

土の上で、自由にしている地鶏が鳥インフルエンザにかかったとは、あまり聞きません。

自由に動き回ることでストレスがかからないうえに、
極度に清潔なエサも、免疫力にとっては必ずしもプラスにならないことを物語っています。


これは、アレルギーの子どもたちに限ったことではありません。

忙しいからと、ついやってしまうこと。
テレビを観ながらの食事。
新聞を広げての食事。
これらも同じことがいえます。

とくに最近は、気分の良くなるニュースというのは流れないものです。

どこかで事故があった、とか、
殺人事件が、とか、
不景気がどうの、とか、
来年には消費税が上がる、とか、

とにかく気分の悪くなるようなニュースばかりです。

食事のときに、こうしたものが目に触れるということは、ストレスになります。
そして、免疫力を低下させていくのです。


食事どきのストレスは、免疫力を下げるということを知って、
笑顔で「いただきます」と「ごちそうさま」しまいものですね。

 


 

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