1月20日から2月3日の節分までの間は「大寒」。
一年中で最も寒さが厳しいときですが、
この寒さが底と考えれば、この後からは少しずつ暖かくなっていく季節でもあります。
この時期には、寒稽古など耐寒の行事が行われます。
今年の冬はあちらこちらで大雪のニュースがあるなど、寒さが厳しいですね。
でも、ときには外に出て外気にあたることも必要です。
東洋医学では「気・血・水」のバランスで身体をとらえますが、
この「気」を全身に巡らせるために自分でできることとして、運動は大切です。
たとえ病気がちだったとしても、安静が必ずしも有効ではなく、
普段の動きは維持したほうが治りが早くなったり、
また慢性化しているような場合では運動療法が効果があるともいわれるのです。
いきなり激しい運動をするのは良くないですが、
休日には近所の公園に散歩に出掛けてみたり、
自分の身の回りの片づけをするだけでも良いのです。
寒さを利用して、凍り豆腐や寒天、酒、そして味噌などの食べ物の仕込みの始まる時期としても知られています。
自家製の味噌をつくられる方はこの時期に仕込むと、いい手前味噌が上がることでしょう。
自然の力を借りるという先人の知恵に感謝ですね。