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冬の土用の過ごし方


今日から、「土用」の入りです。


土用といえば、「夏の土用」の丑の日にウナギを食べることがよく知られていますが、
実は季節ごとの区切りに存在します。

立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前の18日間を「土用」といって、
次の季節の準備に入る期間なのです。


今日からの冬の土用を過ぎてから、2月4日の立春を迎え、
気候が暖かくなってくるのを待ちます。

なので、ちょうど今が一年中で最も寒い時期となるのですね。


この時季の過ごし方は、なんといっても冷え対策。


冷え対策としては、次の4つの柱を考えるといいでしょう。


・体の内側から温める。

体を冷やすものを避けて、温める作用のあるものを摂るようにします。
冬の旬といえば、ごぼう・大根・人参・れんこん・自然薯などの根菜類。
根っこのものは、冬の寒さから逃れるために地中へと伸びていきますので、
体を温める作用があるのです。


・体から発熱する。

室内でのストレッチや軽い体操、ときには外に出てウォーキングするなど、
緩やかな動きで少しずつ体を温めていきます。
この季節は、激しい運動をして汗をかくと、
余計に体を冷やすこともあるので注意しましょう。


・温かさを保温する。

現在の体温、また運動でせっかく温まった体をきちんと保温しましょう。
マフラーやレッグウォーマー、手袋など、「首」と名がつくところは特に守ってあげるといいでしょう。


・不足を加熱して足す。

なかなか体が温かくならないときには、カイロを貼ったり、自分でできるお灸などをして、物理的な力で体に熱を入れるといいですね。

 

これらの対策ができていないときに、
風邪をひいたりして熱が出るようになっているのです。

自然治癒力の力は凄いですね。

誰の体にも備わっている自然治癒力。
いわば、ほっといても「治る」自然の力があるのです。


自然の力の恩恵に与るための一歩は、
自然と調和して生活することです。


冬の土用のうちに、しっかりと体をケアし、リセットして、
春の活動シーズンを迎えましょう。

 

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