大寒
( 1/20 - 2/3 )
一年間で最も寒い時季に入ります。
寒稽古などの耐寒の行事の行われる季節ですね。
ここが寒さの底と考えれば、この時季を過ぎれば後は暖かくなる時候に入っていくということです。
春夏秋冬という四季の最後の期間にあたります。
かつては、次の「立春」からが一年の始まりとされていました。
その前日が、寒さの極みであり、季節の分かれ目ということで「節分」となるのです。
節分の豆まきは、一年間にたまった邪気を祓い、これからの一年の幸福を願う儀式なのですね。
東洋医学では「流水不腐」、流れている水は腐らない、
流れの止まった水は腐ってくる、というのですが、
この時季は、水は凍ってしまうために流れません。
逆にいえば、水の傷みにくい時季と考えられるので、
この季節に仕込む味噌や酒などの発酵食品は「寒仕込み」といって重宝されるのです。
季節とともに生きてきた先人の知恵に感謝ですね。