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ドリンクの甘い罠


夏も本番。


水分摂取について相談されることが増えてきました。

水分は摂ればいいというものではなく、
摂り過ぎてもよくありません。

何事もほどほどですね。


大切なのは、ガブ飲みをしないこと。
急激な水分摂取は胃腸に負担をかけてしまいます。


相談のなかで話題になるのはスポーツドリンク。

運動によって失われた水分・電解質・ミネラル分を素早く吸収されるように考えられているものが多いのですが、
糖分も多量に含まれているということへの認識が必要です。

とくに運動をしない日常生活のなかで飲料水代わりに飲むと
急激に血糖値が上昇する「ペットボトル症候群」といって、
急性の糖尿病を発症して昏倒することもあるほどなのです。

炭酸飲料は健康に悪いというイメージは拡がっているので、
ならば代わりにスポーツドリンクをと子どもに与える親御さんが増えていますが、
実はとても危険なことなのです。


また熱中症対策にもスポーツドリンクが挙げられることがありますが、
同様の理由で日常的に飲用することは避けておくほうがいいでしょう。

熱中症の予防のために摂取する必要のあるのはナトリウム。

つまり塩水で十分です。

カルシウムも、糖分も必要ありません。


日常的には、番茶がいいでしょう。

そこに、ひとつまみの塩を入れるくらいでちょうどいいのです。


塩分は高血圧が・・・、と心配されるかも知れませんが、
たいていはその前に喉が渇くので、塩分過多にはなりにくいものです。


本当に体が必要なものというのは、体が教えてくれますね。



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