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お祭りと、日常と


秋も深まり、あちらこちらで催されてきた、

お祭り。


収穫を祝い、祖先の魂を鎮め、神様に感謝する機会。
大きな声を出したり、踊ったり、エネルギーを発散する「非日常」の期間。

盆・正月は帰らなくても祭りのときは帰省するという人もいるように、
生き生きとしたエネルギーにあふれる非日常を大切にするからこそ、
日常の生活をきちんと送れるともいえそうです。


祭りごとにはお供え物があり、
そのお供え物にも、陰陽の姿が見えます。

地域・慣習によっても異なりますが、
野菜(土のついた根菜、青果物)、
魚(生魚・干物)、
菓子(生菓子、水菓子、干菓子)、
そしてお酒など。


景気や流行で変わるものもあるようですが、
どこにでも共通してあるのは、
米と、水と、塩。


食養生の陰陽の観点からいえば、
米は<中庸>、
水は<陰>、
塩は<陽>。


この基本となる3つにおいての過不足のないことが健康の秘訣となります。
摂り過ぎても、また不足しても、良くありません。


何事もバランスが大切ということですね。


言ってみれば、
非日常のなかに見る、

日常へのヒント。


ちなみに、塩分が高血圧の原因になるということについては、
ずっと常識とされてきましたが、
実は根拠に乏しいことがわかってきています。

摂り過ぎの影響よりも、
不足することの弊害が出てきているのが実状のようです。


行き過ぎた減塩による、脱塩減少、
暑い夏の影響での、水分の摂り過ぎ。

これらが原因となって、
秋に身体が浮腫みやすい人がいますので、ご注意を。




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