面倒くさがらない習慣


同じように治療をさせていただいても、
差の出ることがあります。

治療効果、
それからの予後。


その差を生み出すのは、
大きくは、ご本人の体質と、
日常の生活習慣といっていいでしょう。



食生活の乱れについて、
いろんなことを耳にします。


食事の前に手を合わせることが、
面倒くさいからしない。

料理するのは、
面倒くさいからしない。

盛りつけるのなんて、
面倒くさいからしない...。

そのうちに、
食べることが面倒くさくなってしまうんでしょうか。


必要な栄養成分のみを
ビタミンのタブレットや
カルシウムの錠剤で補えばいいのでしょうか。


そうやって、食事の「サプリメント化」が進むと、

それはもはや「食事」ではなく
「食餌」に過ぎなくなります。


食事とは、食べる事。

「事」として、ケジメをつける必要があります。


「いただきます」

「ごちそうさま」

そうやって手を合わせることは、
いま目の前に見えているものだけではなく、

つくってくれた人や、
届けてくれた人や、
生産してくれた人や、

そして育んでくれる土や大自然、

それらの目には見えない
その先の先までつながっている。

そういうことに対する感謝の気持ちの表れです。


2013年に、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に
「和食」が登録されました。

その際に評価されたのは、
「和食」が自然を尊重する日本人の心を表現したものであり、
伝統的な社会慣習として世代を超えて受け継がれているといったことでした。


なにもかもを面倒くさがってしまっては、
そこからこのような繊細な感覚など養われるはずはありません。


病治しの過程でも同じことで、

ご自身が見直すこと、
ご自宅でのお手当などを
面倒くさがってしまうと、
その先の予後が変わってしまうんじゃないかと思います。



面倒がらずに、


「ありがとう」


と手を合わせる心は、持っていたいたいものですね。




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