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2018年1月アーカイブ


スポーツ選手と関わっていると、
ドーピングに関しての質問を受けることもあります。

鍼灸治療とは直接的には関係ないことではあるのですが、
鍼療室でお伝えしていることなので、
ここでも何回かに分けてお伝えしておきますね。


ドーピングについては、
とくに、ジュニア世代の親御さんからは、

・なにをしたら違反になるのか

・違反したらどうなるのか

といった、質問をされるのですが、
それ以前に大事なこととして、

「自分の身は、自分で守れ」と伝えています。



とても残念なことではあるのですが、
年始の報道でショッキングなことがありました。

2017年のカヌー競技、日本スプリント選手権で、
日本代表候補の選手が、
ライバルの飲み物に禁止薬物であるステロイドを混入させ、
ドーピング検査で陽性反応が出るように工作したというのです。
 

スポーツ庁長官の鈴木大地氏は

「事実だとすれば大変遺憾なこと。
日本のスポーツ史上、聞いたことがない例で、がっかりしている」

とのコメントを発表されていましたね。
 

スポーツ選手としては、
自分の身は自分で守る、という意識をもつことがなによりも大切。
 

試合会場に行けば、周囲にいるのはライバル。
自分を守れるのは自分しかいないということを認識しておく必要があります。
 

自分の身を守る術のひとつに、
口にする飲み物のことが挙げられます。

・どんなものであっても混入してしまう可能性は否定できないということ。

・カヌー競技で実際に起こってしまったこと。

・自分の身を守るためには、未開封のものを確認し、
 自分で開封する習慣をつけていくこと。

以上の3点は、忘れてはならないポイントになるでしょう。



元陸上選手でオリンピックにも3度出場した
為末大さんは、

「ペットボトルの飲み物は1回自分の手から離れると飲みませんでした。
常に新しいものを開けて、1度飲んだものは大半が残っていても口にしなかった」

と言われていました。


世界陸上なんかで、インタビューの際に
"カチッ"という、ペットボトルの開封音をマイクが拾っていることがありますね。

あれは、未開封のボトルを自分が開封したというサインです。

 

さて、ドーピング検査で陽性反応が出てしまうと、処分は免れません。

意義を申し立てても、
2つある検体の両方に陽性と出てしまえば、
反論の余地なしとみなされてしまいます。


今回のカヌー競技の例では、
混入させた側の選手が、良心の呵責に耐えかねて告白し、
すべてが明るみになりましたが、
沈黙を貫いていたらと考えるとゾッとします。
 

ちなみに、今回の混入させた選手は、
8年間の資格停止処分を受けることとなりました。
 

停止期間中は、
試合に出られないというだけではありません。

所属するチームとともに活動ができないので、
練習場を使用することもできないし、
プレイはしないコーチ的な立場でチームに関わることもできません。
 

今回のケースでは、
被害者となった選手が、一時的にとはいえ、
そのような状況に身を置かざるを得ませんでした。


ドーピングの基礎知識として、なによりも大切なこと。
 

それは、自分の身は自分で守るということです。
 

日頃から、未開封のペットボトルを開けるときの手の感覚を大事にし、

実際には、もしも違和感を覚えれば、
口をつけないという習慣を身につけておくことです。




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緑色をした花の蕾の部分をいただくブロッコリー。

緑黄色野菜というと、
春から夏に旬を迎えるものが多く、
陰性な作物ばかりと思われがちなのですが、
あながちそうとも言い切れない。
 

もとは北海道や長野県のような寒冷地で育ち、
冬に旬を迎える陽性な面もありながら、
花を開かせる遠心性・陰性の性質もあり、
陰陽のバランスのよい食材といえます。

 

1980年代に入り、
食の欧米化が進んでいくなか、
緑黄色野菜から栄養を摂りましょうと叫ばれ、
クセもなくて食べやすいブロッコリーは、
急速に食卓に上るようになりました。
 

やがて各地で栽培されるようになり、
いまでは10月から3月までが旬となっています。

産地についても、愛知、埼玉、香川、長崎、鳥取・・・と、
収穫量トップテンに各地方がまんべんなく入っているのです。
 

収穫後には変色が進みやすいものなので、
低温流通が発達したというも
一気に広まるのに一役買ったみたい。



栄養については、
かつては炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル(無機質)を
5大栄養素とされてきました。

いまではこれに食物繊維が加わって
"6大栄養素"が主流となってきています。
 

さらに最近では、
"第7の栄養素"として注目されつつあるのが

植物中に存在する天然の化学物質といわれる
「ファイトケミカル」。
 
 

ブロッコリーには、
ファイトケミカルの一種である
「スルオラファン」が
豊富に含まれているのが特徴です。
 

スルオラファンは、
解毒作用を高めて肝機能を向上させるほか、
抗酸化作用や殺菌作用があることがわかっています。
 

胃潰瘍・胃ガンの原因の一つとも言われるピロリ菌のほか、
抗生物質に耐性をもった株菌に対してさえも
殺菌効果をもつことが報告されています。
 

一時期注目を浴びたものが、
ブロッコリー・スプラウト(新芽)。


安価ながらガンの予防や免疫力アップに力を発揮する
スーパーフードとも呼ばれています。
 

このスプラウトは、
このスルオラファンが
成熟したブロッコリーに比べて7倍以上も含まれることから
メディアで注目されるようになり、
いまでは一般のスーパーなどでも売られています。

まさに、スーパーフード(笑)
 

また、ブロッコリーは、貧血予防には欠かせない葉酸も多く含まれていて、
とくに女性には意識して摂ってほしいところです。
 

これらは茎の部分にも含まれているので、
捨ててしまっては、もったいない。

茎をぬか漬けにしたり、
食べやすい大きさに切って天ぷらにしたりして、
丸ごといただきたいものです。
 

ブロッコリーは鮮度がおいしさのポイントです。

買ってきたらできるだけ早くに調理したいところ。
 

黄色がかってくると鮮度が落ち気味のサイン。

買い置きするときには、
濡らした新聞紙などに包んでからビニール袋で覆い、
自然に近い状態で立てて保存するといいでしょう。
 

ブロッコリーは、とくに寒さの強い時期には
緑色が強く先端が紫色がかっているくらいのものが
とくに甘味が強くなるようです。

 

よく見てから選びたいですね。


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2018年が明けました。


今年の干支は、戊戌(つちのえいぬ)。

東洋医学の五行論では、
戊は「土」の性質を、戌もまた「土」の性質を持つものと考えられます。

土とは自然界では、万物を育てるもの。


戊と戌の二つの「土」が重なる今年は、
あらゆるものを育てつつも次の時代への変わり目となる重要な年となりそうです。

場合によっては、
これまで追いかけてきたものを見直すことで
新たなものが見えてくる。

そんな準備の一年とも言えそうです。


日本の社会全体から見てみますと、
来年2019年にはラグビーワールドカップが
アジアでは初めて日本で開催されます。

2020年は東京オリンピック・パラリンピック。

2021年には生涯スポーツの世界大会であるワールドマスターズゲームズが開催されます。


3年連続してスポーツの世界大会が開催されることは極めて稀といえるでしょう。

2018年は、まさにそうした準備の一年と考えられます。


2020年東京オリンピック招致のキーワードは
「おもてなし」でした。

おもてなしとは、心のこもった接遇のこと。

もう少し深い意味を考えてみますと、
おもてなしとは表がないこと。

表がなければ裏もないということで、
正直にあるがままでいることという意味になります。

人からは見えないところも手を抜かないくらいの姿勢でいることが大事で、
なにか特別なことをするわけではない。


むしろそういう「ありのまま」の姿勢を試されるくらいの心構えでいたいものです。


今年一年も、どうぞ一日一日を大切に。



なお、新年は1月5日(金)から、
通常通りに鍼療いたします。



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