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野菜の恵みの最近のブログ記事


秋が深まってくると、
小学校や幼稚園などの課外授業では
芋掘りをしますね。

サツマイモは掘る楽しみがあり収穫しやすく、
また焼き芋など、比較的簡単に調理しやすいので
重宝されるみたいです。


サツマイモを食べるとオナラが出やすいからと、
女性からは避けられてしまう傾向にあるのですが、
便秘解消には効果のある、女性の味方です。

お肉を食べた後のような臭いを伴うガスと違って、
サツマイモのオナラは腸内環境の状態がよいことを表しているのだとか。


サツマイモには食物繊維が豊富ですし、
輪切りにしたときに出てくる白い乳液状の成分・ヤラピンには、
胃の粘膜を保護し、腸の蠕動運動を促進して
便をやわらかくする緩下作用があるのです。


ちなみに食物繊維は腸内細菌のエサとなるものなので、
以前にもお伝えしたぬか漬けをはじめ、
伝統製法でつくられた味噌・醤油・納豆などの発酵食品から、
乳酸菌を合わせて摂るようにしていくと腸内環境が整っていきます。


また、サツマイモは栄養成分としては
カルシウムがイモ類のなかでは断トツに多いうえ、
ビタミンCも豊富です。

さらにサツマイモデンプンの作用によって
加熱調理してもビタミンCが壊れにくいのも特徴。

これらのカルシウムやビタミンCはとくに皮の部分に多く、
また皮には紫色の色素成分であるアントシアニンやポリフェノールといった
アンチエイジングのための成分も含まれるので、
焼き芋のときなどはできれば皮ごと食べるといいでしょう。


60℃以上でゆっくり長時間加熱することで
デンプンを糖化する酵素が働いて甘みが増します。

石焼き芋はこの特徴を最大限活かしているといえますし、
ほかにスイートポテトや大学イモのようにお菓子に加工されやすいのにも理由があるようです。


食養生的な陰陽論から言えば、
陰性とは拡散性・遠心性の作用があること。

サツマイモは根菜類で体を温めると思われがちなのですが、
地中から地表へと上向きの力が働くことや、
オナラは腸内でガスを膨らませた結果であることなどから考えても、
陰性で体を冷やす作用があることを知っておくといいでしょう。

ひとつのことがきっかけにつながりが見つかることを芋づる式といいますが、
サツマイモひとつからでも芋づる式に知ることがありそうですね。


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夏野菜の定番、キュウリ。

漢字で書く「胡瓜」は、
「胡」がインドの方からシルクロードを渡ってきたものを、
「瓜」はウリ科作物を指すのだそうです。

旬の新鮮なキュウリって、
塩をかけただけで美味いですね。



季節外れにハウス栽培されたものに比べると、
旬のキュウリではビタミンCが3倍も多いということがわかっています。


夏の作物だけに、
強烈な日射しの下で育つ方が生命力に溢れるようです。


旬の野菜は出回っているので
手に入りやすく価格も下がるうえに、
美味しくて栄養価も高いのですから、
旬を逃す手はありません。



キュウリはそのまま生で食べても美味しいですが、
さらに良いのはぬか漬けにすること。


ぬか床に使うのは、米糠。
実はビタミンB群の宝庫とも呼ばれるほど。

ぬかの水溶性ビタミンBが漬けこまれた野菜にも浸透します。


もともとビタミンCが含まれるキュウリに
B群が揃うことで栄養価が高まり
疲労回復効果が期待できます。


また、ぬか漬けでは、
夏場は発汗で失われた塩分を適度に補えることにもなります。


さらに、発酵によって乳酸菌や酵素が合成されていて、
腸内環境を整えるのにも一役買います。


ぬか漬けにしていただくことで一石三鳥となるのです。


ぬかは「糠」、
「米」から健「康」をいただくことを意味します。


できれば、ぬか漬けはご自宅で。




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夏も本番、
ビールの美味しい季節になりました。

外食の機会が増えるという人もいらっしゃるでしょう。


「陰陽の調和」といいますが、
どんなときでも
バランスを整えることを心がけておくことは大切。


陽性なものといえば
動物性のお肉のように
火にかけると硬くなるもの。

そんな陽性が過ぎると、
硬めたり、滞らせる働きがあるので、

これらを摂り過ぎると、
血栓や結石ができやすくなったり、
血管が硬くなって動脈硬化や
高血圧などになりやすくなったりすることは知られています。


こういったものをいただくときには、
香りが強くアクがあり
酵素を含む陰性なものを
薬味としてつけあわせることで
バランスをとって中和しやすくなるのです。


香りが強く
強壮作用の強い野菜の代表格は、
「五葷(ごくん)」と呼ばれる五つ。

ニラ・ニンニク・ラッキョウ・アサツキ・ネギのこと。



「葷酒山門に入るを許さず」と
酒とともにこれらの五つの野菜は
禅寺の山門内に持ち込むことを禁じられてたそうです。


なかでも、ニラは「陽起草」といわれて、
ときには一日に3センチも伸びるほど、
生長力と生命力が強いのです。

いわゆる「精」の強いものですね。


ニラは、漢方では「活血化瘀(かっけつかお)」といって、

瘀血を浄化して、
汚れた血液をサラサラにきれいにし、
血液循環をよくする働きがあるとされてきました。


現代の栄養学では、
ニラの独特の香味成分アリシンに
血栓を予防改善する効果があることがわかっています。


ギョーザ、ニラレバ炒めなど、
お肉との相性が良いわけです。


ニラは、歴史的に見ると、

『古事記』には「加美良(カミラ)」、

『万葉集』には「久々美良(ククミラ)」

の名で記載があり、
古くから栽培されていたようです。


古来、ラッキョウのことをオオミラ、
ニラをコミラと呼んでいて、
ラッキョウとは関係が深いようです。


ニラの葉は生薬では
「韮白(きゅうはく)」といって
強精、強壮作用に、

ニラの種子は「韮子(きゅうし)」といって
腎の衰えからくる腰痛、頻尿、泌尿器系疾患などに用いられます。


食材としてニラを食べることで、
疲労回復、虚弱体質の改善、
貧血、生理不順、生理痛などに効能があるとされてきたのです。


また、ニラには、
ほかにも特筆すべきものとして整腸作用があります。

古くから胃腸に効く野菜として親しまれ、
きざんで味噌汁に入れることで下痢気味の改善がみられたり、

下痢の症状が重いときには
ニラの煮汁を飲んでも著効があるのです。


日頃から常食しておけば、
腸内有用菌の繁殖を助けて腸内環境を整えるので、
代謝機能、免疫機能を高めて風邪の予防にもなるでしょう。


夏バテ予防に「精をつける」と言いますが、
「精」とは「米」に「青」と書きます。

穀物菜食が食事の基本にあってのことですね。


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