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2012年11月アーカイブ


最近は鍼療室で「お米をしっかりと食べることから...」と伝えても、
「でも...」と言い返されてしまうことが増えました。

糖尿病が心配なようですね。

それだけ、糖質制限という言葉が一人歩きしているようです。


現在、わが国の糖尿病患者の統計では740万人と推計されています。
また、糖尿病の可能性の否定できない、いわゆる「予備軍」も入れると2,200万人とも言われていて、
もはや立派な国民病になったといえそうです。

この10年でも500万人ほど増えていることになるのだとか。

1960年代初頭には糖尿病患者は約3万人といわれていましたので、
50年間に激増していることが分かります。

2000年以降の10年でも500万人ほど増えていることになるらしいです。


さて、いわばその「犯人扱い」されているお米についてですが、
お米の消費量は年々減り続けています。

これが、最近の50年間でちょうど半減しているのです。


糖尿病は増え続けていて、
その犯人とされるお米は減り続けている。

なんだか、おかしいと思いませんか?


本当にお米が犯人ならば、
お米の消費量が減ってきたら、
糖尿病も比例して減る、はずですよね?

ところが、実際には反比例しているのです。

お米を食べなくなったことで、糖尿病が増えた。
どう考えても、そのほうが辻褄が合います。


さらに、昨年1年間の統計では、
家庭での購入金額で、
お米はパンに抜かれてしまいました。

そのパンですが、どうやって食べますか?

バター(またはマーガリン)を塗る?
ジャムを塗る?

バターは、油脂。
ジャムは、ズバリ「糖」ですよね。

油脂と砂糖。
これは、戦後の日本人がよく摂るようになったものの代表格です。


砂糖も、お米や小麦などの炭水化物も「糖類」と総称されるので、
誤解を招きやすいのです。


糖類の中でも、分子構造から
砂糖や果糖、蜂蜜などは単糖類・二糖類、
炭水化物は多糖類に分類されます。

多糖類とは、その名の通り、分子構造が複雑なため、
消化・分解していく過程での血液中のブドウ糖の増え方、いわゆる血糖値上昇が緩やかです。
なので、インスリンという消化に必要なホルモンの必要量は少なくて済みます。


さらに、お米であれば玄米、
パンやパスタであれば、全粒粉のものにすれば、もっと少なくて済みます。

血糖値上昇カーブが緩やかになることから、
一時「低GI値食品」としてブームになりましたね。


いつの間にかブームは去り、
反動かのように糖質制限と言われて、お米離れが進んでしまいましたが。

 

ほかに戦後、増えたものとして、
肉類が、15倍、
牛乳・乳製品は、50倍も増加しています。

 

また、これらの増えた食品の多くは、輸入に頼っています。
食糧自給率の低下の要因ですね。


もともと、日本は豊かな風土と気候に恵まれていて、
お米を始めとして農産物を収穫するのに適していたのです。


主食であるお米をしっかりと食べて、野菜が中心のおかずをいただくということは、
自分や家族の健康のためだけでなく、
祖先から受け継いだものに感謝して、
子孫に遺していくことにもなるのです。


いま一度、身の回りに当たり前にある真実を、見つめなおしてみましょう。


 

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日差しが弱くなってきて、紅葉のシーズンも終わりますね。

北の地方では雪の知らせがあるなど、寒さが増してきます。

とはいえ、本格的な冬はこれから。

 

これからの寒くなる季節、とくに腰まわりを冷やさないように注意したいものです。


腰には大切な臓器、「腎」があります。
腎を冷やすと、婦人科系疾患や、糖尿病をはじめとする生活習慣病にかかりやすい体質になります。


「腎」はエネルギーを蓄えていて、守ってあげたい臓器。
とくに冷えには注意が必要なのです。

 

また、寒くなってからも夏場と同じように水分を摂ることも良くありません。
水分も「腎」と関係が強いのです。

「腎」は、水分を全身に巡らせる働きをしますが、
水分が多すぎると「腎」に負担をかけ、
巡らせる力が弱ってしまいます。

この状態が「浮腫み」です。

 

足の浮腫みの気になる人は、いまの季節から水分に注意していくと良いでしょう。


 

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アレルギーと食事との関係については、いろいろと関連性があります。

食事の質もさることながら、
食事の量も大切(食べすぎない、食べさせすぎない)です。

そして、もう一つ、大切なことは、
食事の際のメンタル面のことなのです。


ある実験で、
マウスが食事をしようと、口をつけるたびに、
尻尾に電流を流すということをやってみたところ、

健康だったマウスが、
1ヶ月でアトピー性皮膚炎を発症した、らしいのです。


食事のたびにストレスがかかることで、
免疫力が低下し、
アレルギー体質がつくられることを現しています。


アレルギーのお子さんを持つ、お母さんにお願いしたいことがあります。

それは、食事の最中に
「さっさと食べなさい!」
「こぼしちゃ、ダメでしょ!」
「もう~、きたないっ!」
そんなふうに、あまりきつく叱ってあげないようにしてほしいのです。

そして、少しくらいは、下に落としたものも片付けてしまわないこと。
清潔であることも、行き過ぎるとストレスになります。

それに、ある程度の雑菌に対しての耐性を持っておくことも、
免疫力にとっては大切なことなのです。


たとえば、鳥インフルエンザは、
ブロイラーで大量に発生しました。
清潔にされて、器に入ったエサを食べている鶏が発症しました。

土の上で、自由にしている地鶏が鳥インフルエンザにかかったとは、あまり聞きません。

自由に動き回ることでストレスがかからないうえに、
極度に清潔なエサも、免疫力にとっては必ずしもプラスにならないことを物語っています。


これは、アレルギーの子どもたちに限ったことではありません。

忙しいからと、ついやってしまうこと。
テレビを観ながらの食事。
新聞を広げての食事。
これらも同じことがいえます。

とくに最近は、気分の良くなるニュースというのは流れないものです。

どこかで事故があった、とか、
殺人事件が、とか、
不景気がどうの、とか、
来年には消費税が上がる、とか、

とにかく気分の悪くなるようなニュースばかりです。

食事のときに、こうしたものが目に触れるということは、ストレスになります。
そして、免疫力を低下させていくのです。


食事どきのストレスは、免疫力を下げるということを知って、
笑顔で「いただきます」と「ごちそうさま」しまいものですね。

 


 

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冷たい風が吹き、いよいよ冬の始まりです。

木々も、動物や虫たちも冬眠に入っていく季節ですね。

この季節の風は「木枯らし」とよばれ、
まさに、風が吹くたびごとに木の葉を枯らしていく冷たい風です。

このために植物は、根っこに蓄えたエネルギーで冬を乗り切ります。


根菜類の煮物や鍋物の美味しい季節です。


私たちの身体では、根に相当するのは、足腰。

根菜類をいただきながら、足腰を冷やさずに冬を乗り切ることが大切ですね。


季節の恵みがあることに感謝して、
寒い冬を乗り切りましょう。


 

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自然は間違えることがありません。

たとえば、植物では、多くのものは、
春が来れば芽を出し、
夏には花を咲かせ、
秋には実をつけます。


私たちの体も、本来は間違えません。

異物が入ってくれば、排出しようとしますし、
病原菌であれば、発熱することで、菌を排除しようとします。


その、せっかくの発熱を下げようとしたり、
せっかく排出しようとしている下痢を止めてみたり、
自然現象からすれば、おかしなことをしてしまいます。


体は間違えない。

間違えるのは、いつも自分。


そういうことなのです。


もう少し言えば、

腸は騙されないけれど、
脳は騙される。

口に入るもので言えば、そういうことになります。


腸には、欲はありません。

脳には、欲があります。


きれいな色の食べ物に、食欲がそそられます。
「おいしそう~」
つい、そんな言葉が口をついて出てきます。

たとえ、それが化学合成の着色料のものであったとしても、
騙されてしまっています。


良い匂いがすれば、ツバを飲んでしまいます。

たとえ、人工的な香料によるものであっても...。


口に入れてみて、
「んまっ!」
と、にやけてしまいます。

たとえ、化学調味料の味であっても...。


おいしそうに見えれば、「食べたい」と思い、
食べてみて「美味しいっ」と感じれば、「もっと~」となります。

脳は、食品添加物が好きと言っても過言ではないかもしれません。

脳では、食欲という、欲にとらわれてしまって、
食べ物の安全性というものを判断できなくなってしまうのです。


ところが、腸は騙されません。
欲がないから、ただ、ひたすらに身体を守ろうと働いてくれます。

腸内に、食中毒を起こすような菌が入ってくれば、
すぐに下痢や嘔吐をして、菌を排除しようとしてくれます。
いわば、有害な菌への拒絶反応ですね。

こうした働きをしてくれるのは、
腸内細菌のおかげ。

だから、常に腸内細菌のバランスを整えておく必要があります。

ところが、腸は食品添加物が大嫌い。

なぜならば、食品の鮮度保持に用いられる殺菌剤をはじめとした添加物は、
ありとあらゆる菌に対して有効なため、
腸内細菌も、やられてしまうのです。


風邪をひきやすい。

感染症にかかりやすい。

アレルギーの症状がひどくなる。


そんな人は、免疫力が落ちているということ。

腸内細菌のバランスが崩れているというシグナルかも知れません。


少し意識して、食品添加物を避けてみる。
食品の表示をチェックしてみて、聞いたこともないようなカタカナ物質を避ける。

日々の生活の、そんなちょっとした習慣が、
生活習慣を見直し、
自分の体を自分で守ることの、第一歩になるのです。

 


 

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インフルエンザの予防について、以前にお伝えしました。

 

インフルエンザの予防のための最高の方法とは、

免疫を高めることです。

 

具体的には、

ストレスを抱えずに、笑うこと。

十分な睡眠。

そして、腹八分目に医者いらず。

「それだけのこと?」
そう思われるかも知れません。


「それだけ」をやってみますか?

それとも、キリがない世界に向かいますか?


もう少しだけ、免疫力を高めるということについて、
お話させていただきますね。

 


病院、ワクチン、クスリなど、「外」に頼るのではなく、
自己免疫という「内」にあるものを使う。


東洋思想でいう「足るを知る」というのは、
今あるものの中に、大切なものを見つけるということ。

それが自由への道ということです。

東洋思想だからと、精神的な話をしているのではありません。

具体的で現実的な話です。

 


ここでは、自分に備わっている免疫力・自然治癒力に目を向けてみるということ。

免疫を高めれば、
ワクチンの心配をしなくていいし、
病院に行く必要もない。
クスリも必要ない。

マスクさえ必要ないかもしれない。

あらゆる物質的なものから解放されて、自由になります。


さらに、免疫力を高めることで予防できるのは、インフルエンザだけではありません。

もちろんインフルエンザの型だろうが関係ありません。
普通の風邪・感冒症だろうが、
食中毒だろうが、
どんな感染症の類だろうが、
または、生活習慣病だろうが、
アレルギーだろうが、
まったく関係ありません。

相手を選ばないのです。

それが免疫の持つ力です。

 

ちなみに、つい先日、
「例年この時期になると、2度や3度は必ず風邪ひいて寝込むところやったけど、
ふと気がつけば、昨年からはまったくなくなってる」
と、嬉しい報告を受けました。

当初の症状はなくなったけれど、
「体のメンテナンスに」と継続して来院いただいている患者さまからです。


鍼灸医術が健康維持、免疫力向上のお役に立てている好例ですね。


予防に勝る治療はありません。

最善の治療、それは予防です。

そして、最善の予防とは、
無関心でいることです。

風邪が...、
インフルエンザが...、
ワクチンは...

そんな心配をしてしまっている段階で、
すでに負けてしまっているのかも知れません。


イキイキと毎日を生きることこそ、

免疫力を高める大切な生活習慣ですね。


 

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