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骨正月と二十日灸

 


1月20日の日を「骨正月」と呼ぶ地方があるそうです。


お正月の祝い肴も骨と頭くらいしか残っていないほど、
あらかた食べつくしてしまっていて、
残ったこれらの部位を最後に焼いたり煮たりして食べ尽くしてしまうということです。

現代の栄養学の観点からは、
これらの残り物の部分にはカルシウムやコラーゲン、ミネラルが多く含まれていますから、
美容や長寿に役立つところ。

まさに「残りものに福」かも知れません。


また、この日は「二十日灸」といって、
お灸をするとよく効く日だとされています。


暦では「大寒」を迎え、
一年中で最も寒さの厳しい時季。

弱りかけた体にお灸をすえることで
芯から元気を取り戻そうということなのでしょう。


代表的なツボは、「足の三里」。

膝頭から下の外側、少しくぼんだところにあります。


松尾芭蕉の『奥の細道』にも
「傘の緒つけかへて、三里に灸すうるより、松島の月まづ心にかかりて......」と
記されていることで知られてる有名なツボですね。


ここは、胃腸を整えたり、自律神経にも効くツボであり、
このお灸は万病に効くといわれているのです。


ぜひ、お試しあれ!



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