日本陸上競技連盟トレーナーセミナーに参加してきました。
会場は、東京・赤羽のナショナルトレーニングセンター。
環境に恵まれた立地に、
広大な敷地。
広大な敷地。
五輪代表クラスになると、
こういう場所で練習ができるわけね。
こういう場所で練習ができるわけね。
代表合宿なんてのも開催されているところです。
3日間で学ばせてもらったことがたくさんあるなかで、
気になったことがあります。
テーピングの講習のときのこと。
走高跳の踏切足は、どちらが多いでしょう?
右足?
左足?
左右の差はない(どちらも半々くらい)?
わからない?
正解は、
左足です。
助走で走ってくるときに、
体を左傾してくるので、
トラックでコーナーを走るときに姿勢が似ていることとか、
体を左傾してくるので、
トラックでコーナーを走るときに姿勢が似ていることとか、
着地側になるのが右側になり、
利き手だからとか、
利き手だからとか、
いくつかの理由があります。
まずね、この問題、参加者が挙手して答えるわけですが、
左足 に挙手した(正解した)のは、
わずかに数人だけでした。
わずかに数人だけでした。
すでに陸上競技のトレーナーとして活動している、
あるいは、これから活動しようとしている、
そういう人たちのなかですら、この正解率。
大丈夫かいな...
そんなガイダンスが続いた後に、
テーピングの実習。
そんなガイダンスが続いた後に、
テーピングの実習。
足関節のテーピング固定。
テーピングの初心者、テーピング技術に自信のない人は、
別室に移動して、
基礎からの実習。
初心者チームに加わりました。
普段は、動きをサポートする緩いテーピングは多用するけれど、
グルグル巻きにして、ガチガチに固めてしまうテーピングは、
ほとんどしないから。
そもそも自信があったら、こんなとこ来るかいな...。
グルグル巻きにして、ガチガチに固めてしまうテーピングは、
ほとんどしないから。
そもそも自信があったら、こんなとこ来るかいな...。
別室に集まったのは、わずか数人だけでした。
ちなみに、先ほどの走高跳の踏切足を知ってて、
ここにいるのは、僕とあと一人(たぶん)。
ってことはね、
ほとんどの人が、
基本動作とかは知らないけれど、
やり方だけは知っているってこと。
こういうのを、"わかったつもり"って言うんじゃないだろうか。
踏切足がどっちで、
どういう方向に足首が持っていかれたことで、
この捻挫が起こったのか、
こういうのを、"わかったつもり"って言うんじゃないだろうか。
踏切足がどっちで、
どういう方向に足首が持っていかれたことで、
この捻挫が起こったのか、
そういうメカニズムを理解してないままに、
テーピングだけ施しているケースがあるんじゃないかと危惧する。
テーピングだけ施しているケースがあるんじゃないかと危惧する。
なにもこれは、陸上の走高跳に限ったことではなくて、
バレーボールやバスケでも起こるし、
普通におばちゃんが自転車の乗り降りするときでも、起こり得る。
捻挫?
はいはい、じゃ、テーピングで固定しておこうかね~、
みたいな。
みたいな。
怖いのは、
テーピングを巻いていく方向とか、
テンションの掛け方を間違ってると、
良くするどころか、余計に悪くしかねない。
そういうことが、
スポーツの現場でも起こってるんやね。
スポーツの現場でも起こってるんやね。
基本のメカニズムは理解してることはわかったので、
テーピングのやり方だけは、
帰ってきてから毎晩、自分の足で練習しています。
まだちょっとテープが捻れてる箇所があるから、
もっと練習しますー。
もっと練習しますー。
基本的なメカニズムを知ってて、
やり方に自信がない人、
基本的なメカニズムを知らないで、
やり方だけを知っている人、
やり方だけを知っている人、
あなたなら、どちらのサポートを受けたいですか?