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体温について

セミナーなどで、
「体温は36.5℃ありますか?」
と尋ねると、だいたい半数近くの方は手を挙げてくださいます。

ところで、なぜ体温は36.5℃なのか?

ヒトは、恒温動物といって、常に一定の体温を保つ生き物です。
季節によって体温が変わってきたら困りますよね...。

消化器系・免疫系・神経系といった
いわば、生命活動を維持するシステムが、
36.5℃で最も効率よく働くように設定されています。

しかしながら昨今、若い女性を中心に
体温が36℃もない、いわば「低体温症」の人が増えています。

『体温を上げると 健康になる』は、
一昨年ベストセラーになりましたしね。

では、体温が低いとどのような不都合が出てくるのでしょうか?
おおまかなところを書いてみましょう。

・ からだを病気から守る力が弱くなる(免疫力の低下)
病原菌やウィルスと闘う力が弱くなります。

・ からだ全体の新陳代謝が悪くなる(基礎代謝量の低下)
低体温とは酸素不足から。
物が燃焼するときには酸素を必要とします。
ところが酸素不足のために脂肪が燃えきれないため、
体内で不完全燃焼を起こしてしまうのです。

・ 酵素の働きが悪くなる
体内の消化酵素にとっては、
活動しやすい36.5℃の設定温度より低いために動きが鈍くなります。
結果として栄養の消化吸収が悪くなってしまいます。

・ 消化吸収が悪くなる
当然のことながら、
酵素の働きが低下するので食べたものがきちんと消化されず、
栄養の吸収が悪くなります。

ざっと挙げてみたところで、これくらいになります。

体温が下がると、つまりは、エネルギーを生み出す力が弱くなるのです。
「ジベタリアン」と言われる子どもたち。

少年少女がコンビ二前なんかで座り込んでいるのを見かけると思いますが、
彼らは「ジベタがカッコいいから座っている」のではなく、
「体温が低くてエネルギー不足でしんどくて立っていられない」のかも知れません。

またあらためて、もう少し詳しく書くことにしますね。

最後まで読んでいただいて、
ありがとうございます。

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