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2012年6月アーカイブ

 

一年中で最も昼の時間が長いとき。

陰陽論でいう、陽の極みの季節です。

ここから本格的な夏の始まりです。

 

実際には、梅雨真っ盛り。

今年は6月台風の影響もあり、晴れる日が少なくこの時期に太陽が見える時間は限られています。

 

古くから関西では、稲がしっかりと根を張るように、足元がしっかりとするようにとの願いから
足の本数の多いタコを食べる習慣があるのです。

 

これから始まる夏に向けて、フラフラとしないためにも、
足元をしっかりと地に着けて過ごしていきましょう。

 

陽のエネルギーに感謝です。

 

ありがとうございます。

 

 

 

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とくに小さなお子さまを小児はり治療に連れてきてくれるお母さん、お父さんへのお願いがあります。

小児はりが「痛くないよ」とは言わないでくださいね。

 

実際には、小児はり治療では(大人の治療でも)、
痛い鍼をすることはありませんから。

とくに、子どもには、刺すための鍼を使うことすらしません。

小児はり用の鍼は、先っちょが尖ってないので刺そうにも刺せません。

そんな先の丸い鍼で、皮膚をさすっていきます。

それが、小児はり治療の基本です。

 

小児はり治療においては、いくつかの禁句ワードがあります。

「注射」

「はり」

「痛い」

...など。


これらの言葉を極力使わないように、心がけています。


よく言ってしまうがちなのは、

「『注射』じゃないから」

「『はり』だけど『刺さ』ないんだって」

「『痛く』ないから」


言葉というのは不思議なもので、否定しても印象は残るのです。

 

例えば、心理学などでは、

「青い空をイメージしてください」
というのがありますが、

ここで、
「快晴なので、雲ひとつありませんよ」
「だから雲のことは考えないでくださいね」
と言われて、

一度も頭の中に「雲」のことが思い浮かばない人はいません。


むしろ、
「考えないで」
と言われれば、言われるほど、余計に考えてしまうものなんです。


だから、
「痛くないよ」
と言われれば、言われるほど、

「痛い」んです。

とくに純粋な子どもたちにとっては。

 

正直なところ、
これを書いてる僕自身が、以前は気付かなかった。

子どもの立場になって、いろいろと考えてみました。

そして、
数年前に「注射」を連想させてしまうような「白衣」は止めました。

そんな経緯があります。


そして、子どもたち(とくに初診のとき)には、

「○○ちゃんは何が好きや?」

「クルマか? よっしゃ、クルマの絵を背中に描いたろ!」

こんな会話をしながら、子どもたちにアプローチしています。


「クルマやってー、パトカー描いてもらうかー? 良かったなー」
なんて、ノッてくれるお母さんもいて、
本当に助かります。


小児はり治療の目的は、
鍼をして治すことではありません。

小児はり治療の目的は、
子どもに笑顔が戻ることなんです。

そのために体調が治っていくことが段階としてあるに過ぎません。


子どもたちの笑顔のために、
どうか、お願いです。

「気持ちいいこと、してもらいに行こう」

そう言って連れてきてくださると嬉しいです。


ありがとうございます。


 

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芒(のぎ)という一種の棘のある、麦や稲など穀物の種を蒔いたり、
苗を植えつけるという、田植えの頃の意味。

 

晴れ渡る日と、雨の日とが続くようになります。

 

湿気を含んだ重たい空気のときには、
関節の節々が痛くなるときもありますが、

それは適度に体を動かそうというサインのようなもの。

 

痛いからと、動かないでいても、なかなか改善しないので、
汗とともに外に発散していくとよいでしょう。

 

季節とともに生かされていることに、感謝。

 

 

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基本となる食について。


どんなことにも「基本」となるものがあります。

基本とは、とても大切なものです。


鍼療室でサプリメントの相談をされると、たいていは
「そんなもの必要ないでしょ」
と答えています。

セミナーでお話しするときも、よくサプリメントが引き合いに出てきます。


そんなこともあってか、
「何がアカンのですか?」と、尋ねられることもあるので、
言っておきますね。

「サプリメントがアカン」などとは、一回も言ったことはありません。


サプリメントとは、健康食品、または栄養補助食品のこと。

つまり、「補助」なんです。

 

鍼療室でお伝えしているのは、
まずは朝・昼・晩の食事をきちんとしましょう、
お米をちゃんと食べましょう、
できたら味噌汁を一日一杯でも飲みましょう、
季節の野菜を摂りましょう、
など「基本」となる、当たり前のことばかりです。

当たり前のことが出来てないのにサプリメントに頼ろうとするから
「必要ない」と言うんです。

アイスクリームを食べるのを止められないのにサプリメントを摂ろうとするから
「食べすぎや」と言うんです。


サプリメントは「補助」なんです。

日々の食事をきちんとする。

日本人なんやから、お米を食べる。

お味噌汁をいただく。

栄養のバランスの良いおかずを摂る。


きちんと食事をすることが「基本」としてあって、
それでも補いきれないものがあれば「補助」するものです。


「基本」のない「補助」は存在しません。


にもかかわらず「補助」だけを摂ろうとしたら、
それは「偏食」です。


サプリメントがアカンのやなくて、
まずは基本をしっかりとしましょう。

そういうことです。


基本がきちんとできれば、
身体の持つ自然治癒力は甦ります。

身体は自ら「治る」力があるのです。

その力を信じています。

だから、基本を大切にしたいと思っているのです。

 

どんなことにも、基本があります。

基本を抜きにして、健康は語れない。

基本となる、土台の部分をしっかりとさせられれば、たいていのことは大丈夫なんです。

 

基本を大切にしましょう!

 

ありがとうございます。

 

 

 

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