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生活習慣病の基本とは?


どんなことにも「基本」といわれるものがあります。


基本というと、なんだか初歩的なもののように思われるのですが、
実は「極意」とでも考えた方が良いことがあります。


いま、世の中には、健康に関する情報というのがいろいろとあるなかで、
本当のところ、何を信じていいのか分からないということがあるでしょう。

そういったなかで、基本として抑えておくべきポイントがあると思います。


実際に医療の現場といわれるところにいて感じることですが、
医学は進歩したと言われ、実際に日進月歩の歩みをしているはずなのですが、
病気は減っていません。

むしろ、増えています。
さらには、医学の進歩の弊害と考えてもよさそうなことすら出てきています。
クスリの副作用なんかがそうですね。

これは、医療の本質というところにおいて、
何か基本的なことが外れているのではないだろうかということなのです。


たとえば「生活習慣病」というものについて。

これが増えていく一方であるということは、
減らすべく考えられているはずの道筋のなかに、
何か、基本的なことが抜けているからではないかと思うのです。

生活習慣病とは、生活習慣が原因と考えられる病気全般のことですね。

ならば、この原因である生活習慣を見直すアプローチが基本なわけです。
ところが、そのアプローチが抜けたままでクスリを処方されても、
本質的な改善にはなり得ないということです。

生活習慣を見直すことが基本です。

ならば、いま、どのような生活を送っているかを知ることは必要不可欠な条件となります。

まずは、自分で自分の生活を見直すことが必要です。
そのためには、書いてみる。

朝、起きた時間は?

食べたものは?
朝食は?
ランチは?
夜は?
何を、どのように食べたか?

運動量は?
通勤のために何分、歩いたか?
ほかに、何をしたか?

飲酒・喫煙は?

一日で、ストレスを感じることはあったか?

夜は何時に寝たか?

すぐに眠りにつけたか?

夢は見たか?

途中で目は覚めなかったか?


かなりの情報量になります。
治療者としては、これだけでも状態を把握しやすくなります。

もしも、不調を感じられて、治療にかかられるようなときには、
このメモをお持ちになられるだけでも、貴重な生きた情報として重宝されるはずです。


基本を理解している治療者であるならば、
生きた情報こそ、治療の極意なのですから。


 

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