節電の夏...。
暑さも厳しさを増し、体がダルくて うんざりという人が増えてきましたね。
いわゆる「夏バテ」というやつです。
夏バテとは、体温を一定に保つために血管を拡げて汗を出して熱を逃がそうとする身体のメカニズムが乱れてくることです。
最近の夏バテは、ただの「暑気あたり」というより、エアコンの普及などによる影響もあります。
室内と屋外で温度が違いすぎるために、その変化に身体がついていかないというものです。
そういう意味では、節電も健康にも良いとは言えるのですが。
また、水分の摂り過ぎの影響で浮腫みが出やすくなっているという人もおられますね。
このように、一言に「夏バテ」と言っても症状が多様化してきています。
それも、より不自然な方向へと...。
節電をきっかけに、自然に戻していくことも必要なときにきているのでしょう。
できることなら、暑さがピークの昼間は外出を避けて少し休む。
朝は早めに起きて少し体を動かしてみる。
そして汗をかく。
これだけでも体は変わってくるのを感じることができるでしょう。
そもそも浮腫みの原因となる余分な水分というのは、
出さないことには、溜め込んでしまっても体に良いことは何もありません。
どんなものでも出してから入れることが基本です。
おすすめは、梅干。
適度な塩分と酸味が、血液を浄化し疲労回復につながります。
漬け込んだ梅干が、初夏の土用干しを迎えて仕上がるというのは、
素晴らしいタイミングなのです。
自然の恵みに感謝して、
不自然な生活を見直すことが必要なのでしょうね。