食養相談での質問、
「何を食べればいいですか?」
多くの場合のお答え、
「まずは、何を食べないかを考えましょう」
だいたい、決まっているかのように、そう答えています。
正直なところ、
皆さん、食べ過ぎです。
ご自身が思っておられる以上に、食べ過ぎています。
まずは、そのことに気づいていただく必要があるのです。
そのことに気づいていただくための質問です。
「最近、いつ、お腹がグーッと鳴りましたか?」
ほとんどの人は答えられないと思います。
ということは、体が空腹感を感じる前に、
食べている。
つまり、食べ過ぎているのです。
お腹が「グーッ」とならないうちは、体は食べることを必ずしも必要とはしていない。
でも、時間が来たから「食べないといけない」と思っている。
前日の食事の量でも変わるし、
その日の運動量でも変わってくるのに、
食事は3度するものだと「洗脳」されてしまっているわけです。
植物だって、天候も気温も関係なく、
毎日せっせと水遣りすれば、根腐れを起こして、
枯れてしまいます。
人間だって、状況に関係なく食べ続けると、
調子を崩します。
病気の原因になります。
寿命を縮めかねないのです。
「一利を興すは、一害を除くにしかず。
一事をふやすは、一事をへらすにしかず。」
まずは、週末にでも空腹を感じてみることをおすすめします。
「時間が来たから」と食べるのではなく、
とことんまで時間を空けてみて、
「お腹が空いた」と感じたり、
お腹が「グーッ」と鳴るまでは、
食べずにいる。
週末プチ断食の一歩です。
本気で「お腹が空いた」と感じたら、
そのときに食べればいいのです。
必要以上に我慢することもありません。
空腹感を楽しんでみましょう。