本格的に雪の降り出す頃という意味で、
冬の寒さが厳しくなってきます。
寒い冬には、足腰・下半身の冷えには注意が必要ですね。
足が冷える、浮腫む。
これらのことは、下半身へと向かうエネルギーの不足と考えられます。
この状態が続くと、
上半身にだけエネルギーが溜まって動かなくなってしまう。
いわゆる「冷えのぼせ」というものです。
こうなると、下へと降りていくものも、
ますます降りていかなくなるのです。
ノロウィルスの代表的な症状のように、嘔吐が出てきます。
下りないから、上げる(吐く)のです。
冬の旬の食べ物といえば、
ごぼう・大根・人参・れんこんなどの、根菜類。
下へと向かって伸びていくのが特徴です。
下へとまっすぐに伸びる植物のエネルギーをいただくことで、
気血を下半身に下げて、足腰をしっかりとさせる働きが出てくるのです。
また、風邪の予防にとビタミンCを摂るのにも、
果物では水分が多く、体が冷えてしまうので、あまり有効とはいえません。
豆類や海藻などから摂るといいでしょう。
とくに小豆に含まれるビタミンCは、
デンプンでガードされていて、消化の過程で吸収されるという優れものです。
古来から、お赤飯でお祝いしてきたことにも意味があるのですね。
先人の知恵に感謝。