暦の上では春に入ります。
実質的には最も寒い季節ですね。
寒さも底となって、この後は暖かくなりますよ、ということです。
東洋医学では、春は「発散」の季節。
発散・拡散していくことなので、
「出る」「上昇する」ということが特徴です。
春の訪れとともに、草木は芽を出し、
地中で溜めていたエネルギーを土を破って外へと出てきます。
私たちの身体も自然の影響を受けているので、
体の中に溜まったものを出そうと働きだします。
この季節に湿疹などが出てくるのは、
いわば体の中に良くないものが溜まっているサインとして受け留めることが大切です。
いわば、自然のチカラを借りた「デトックス」作用なのです。
根本的な原因は、食べ過ぎや運動不足、ストレスなど、
必要以上のものを溜め込んできたことの結果。
安易にクスリに頼るのではなく
まずは、そういったことを振り返ってみる必要があるのです。
出ているのではなく、出してくれている。
そう考えてみるといいかも知れません。
四季を「春夏秋冬」というように、
季節の巡りは春から始まります。
新年のスタートを、
いい意味で仕切り直してみるのもいいでしょう。