ブログトップ

月別 アーカイブ

ウェブページ

五月病の真実


5月の連休が明けると
「なんだか体がスッキリしない」
という症状を訴える人が出てきます。

いわゆる「五月病」ですね。

肩こり・疲れやすい、といったことから始まり、
頭痛・めまい、イライラする、眠れない、やる気が出ない、などが続いてきて
「自分の体が言うことを聞かない」ことにストレスを感じるようになります。


春からの気候の変化に加え、
学校や職場など生活環境が変わったことなども重なって、
頑張りすぎたことで身体が悲鳴を上げている状態です。

医療機関を受診されると「自律神経失調症」と診断されることもあるでしょう。

 
自律神経とは、自らを律する神経と書くように、
消化や代謝、循環・呼吸、体温調節などの生命を維持するために必要なことを、
自分の意志とは関係なく働いてくれる身体のシステムのことです。

自然な状態で、当たり前に動いてくれる有難い機能なのです。


その自律神経が病むということは、
当たり前の生活が送れていなかったために身体のバランスが崩れ、
当たり前のシステムが機能しなくなった状態と言えます。


ですから、当たり前を見直すことが基本。


基本を抜きにして、サプリメントで栄養素を補ったり、
心の問題だからと精神安定剤を飲んだりしてみても、
一時的に症状が和らぐことはあっても長続きはしないものです。
 


まず最初の首凝り・肩凝りを和らげていくことが一歩。

パソコンでのデスクワークに加えスマートホンの普及によって、
下を向く姿勢でいることが長くなっています。


また新しい環境で自信のなさから、日常でもうつむいていることも多いのではないでしょうか。

こうしたことから体を解放していくことが重要なのです。


下を向く姿勢のことを「うつむく」といいます。

「うつむく」とは、「うつ」症状の方を「向く」。

その姿勢を続けることで「うつ」になるのも当然のことかも知れません。


パソコンの作業中は、せめて20-30分に一度くらいは天井を見上げて首をほぐす。
スマホの利用時間を考える。

真っ直ぐ前を向いて歩く。


こうした小さな積み重ねが、自分を楽にするためのきっかけとなっていくのです。


「上を向いて歩こう♪」 ですね。


| トラックバック(0)