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「いも薬」の効能


中秋の名月のおすすめとして、
里芋を食べることをおすすめしました。


この里芋、実は「いも薬」といわれ、
湿布薬として外用のお手当にも用いることができます。

打ち身や捻挫のように、熱をもち腫れて痛む場合には重宝します。

里芋の皮を剥いてすりおろし、
小麦粉を混ぜ合わせてパン生地くらいの硬さに練って、
ガーゼの上に薄くのばしてから、
湿布薬として患部に貼るのです。

肌の弱い人はかぶれることがあるので注意してくださいね。

とにかく、腫れを引かせるには著効があります。


これまでの治療の経験から言うと、
痛風の発作による痛みにも抜群の効果があります。

「足首を捻挫した」と来院されたけれど、
聞いてみると、捻挫をするような動きはされていない。

そんなときは、まず内科を受診してもらい血液検査をしてもらってきます。
その後、帰宅されてからは食を控えて、ご自身で里芋湿布をしてもらいます。

血液検査の結果が出て「痛風」と判明する頃には
すでに腫れと痛みは引いてしまっている。

そんなことがこれまでに何度もありました。

まずは鍼治療で、とりあえずの痛みを除き、
ご自宅では、里芋湿布で腫れをひかしてもらう。

痛風のように病の根本原因として、
偏食や食べ過ぎがあるようなときは、
まず少し食を控えてから、こうした自然療法のお手当をするとよく効くのです。


これから旬の季節を迎える、里芋。

食べてよし、使ってよし。

常備しておかれるとよいかもしれませんね。




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