2016年9月アーカイブ


9月24日(土)は、
一般社団法人日本小児はり学会、学術集会に参加してきました。

ちょうど2年前に大阪で学術集会が開催されたときには、
「小児アトピー治療における自宅でのケアについて」という演題にて、
アトピーや皮膚の湿疹、痒みで来院された乳幼児患者さんにさせていただいた治療と、
自宅でしてもらえるケア、食養生との組み合わせについて症例発表させていただく機会をいただきました。

その際の内容としては、
6カ月という期間で区切っての経過として、
72%の患児に治癒・改善がみられたこと、
ステロイド薬との併用の方が改善率が低かったことなどを発表させてもらいました。

あれから2年が経過し、
今回も同じような話を、大先輩方からもお聞きすることができました。

早ければ、4-5回目の治療あたりから改善傾向がみられること、
ただし完全治癒に至るまでには、
最低でも半年から、長ければ2年以上かかること。
脱ステロイドからでは、場合によってはもっと長期間を要すること。
そこまでの小児鍼治療の手技、治療の予後など。

大まか、そういった内容でしたが、
あらためてお聞きすることができて、
自分の行っている治療にも励みにもなりました。

大阪府堺市の佐藤小児科院長の佐藤美津子先生からは、
アトピーはステロイドを使わなくとも改善するということを、
はっきりと明言されたのも、大きいと思いました。


また、小児はり学会会長の井上悦子先生とも久しぶりにお会いすることができました。

鍼というのは、入れようとすれば拒まれ、
抜こうとすると入っていく、
という体験を共有できたり。

そこから、ラビング・プレゼンスにまで拡がったり。

Loving Presence。
直訳すれば、愛を持って共に存在するということ。
この人の存在としての素晴らしいところ、
輝いているところは何か?
との問いを持って人と接すること。
セラピーやマインドフルネスの世界でよく言われることですね。
そうすることで自分も相手も一緒に元気になることができる。
人と接して疲れるってのは、治療家としてはまだまだですよね、なんて。

ある意味、不思議ともとられかねないようなところまで話が及び、
とっても有意義な時間でした。


土曜日という、
たいていはご予約が埋まってしまう日を休診にさせていただきましたが、
その甲斐のある貴重な一日を過ごさせていただきました。

ありがとうございました。


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9月は、満月が「中秋の名月」。
お月見を楽しむ季節ですね。

秋の深まりを見せてくるようになり、
この時季になると夏の騒がしさも落ち着いてきます。

また、空気が乾燥してきて澄んでくるので、
一年中でもっとも美しい満月を見ることができるといわれてきました。


今年の9月は、17日が満月です。


さて、別名「芋名月」とも呼んで、
里芋を供えて季節に感謝する風習が残されています。

月のしずくが煮た芋につくので、
満月に里芋を食べると若々しく美しくいられると信じられていたようです。


日本に現存する最古の医術書とされる『医心方』には、
「腸胃をゆるやかにして、皮膚を充実させ、内臓をなめらかにする」
と里芋の効能が記されています。


現代の栄養学的には、
ビタミンB1・B2・C、カルシウム、食物繊維が含まれていて、
疲労回復や便秘解消にも役に立ってくれる食材、里芋。


暑さの厳しかった今夏も終え、
いよいよ涼しさを増してきます。

夏の疲れを取り、これからに向けて、
中秋の名月を楽しみながらの、芋煮もいいかも知れませんね。




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