伝次郎との対話の最近のブログ記事


まだまだ寒いながらも、快晴。

立春を過ぎ、暦の上では春。

こんな朝にお掃除してると、心も晴れやかになってくるね。


「おい! 元気してるか?」


ウワァッ!

ビックリしたーー

誰かと思えば、もしや...


「そや、ワシや。」


ワシや、て...。
名乗るやろ、普通。

ワシ、て。
鳥の一種やあるまいし...


「なんや、あかんのか?」


いや、あかんことはないですけどね。



久しぶりの登場やん。

喋る犬、伝次郎。



長いこと顔見ませんでしたけど、
どこか、行ってはったんですか?


「まぁ、ええやないか」


ご同類、えらい活躍されてますよ。
携帯のCMとか。


しかし、ほんま久しぶりですなー。


「まぁ、そやなー」



確か、4年前の夏至以来くらいですから、
千と、3百、2十、...

「自分、数えてくれてたんか、
毎日、指折り、数えてくれてたんか」


ええっ、コイツ、ちょっと目がウルウルしてるけど、
本当のことを言ってしまおうか。



いや、いま勘定しただけですわ。


「ガクッ」


なんや、初めて見たぞ、
犬が膝カックンなるの。



「自分、計算速いな。
やるな、さすがやな。
『圭さん』言われてるだけのこと、あるな」


なんやねん。
久しぶりに出てきよったと思ったら、ダジャレかい!


まぁ、ええですわ。

ちょうど、聞きたいこと、ありますねん。


「なんや、言うてみぃ」


相変わらずの、上から目線やし。
ええけど。


あのね、

伝次郎さん、ワクチンとか、
どないしてはるんですか?


「関係ないな」


え?
してないってこと?

それって、やっぱり、野良...


「言うな!」



そやけど、普通は飼い犬なら義務付けされてるから、
とういことはやっぱり、野良...


「言うな、言うてるやろ、
その先、言わんでええ、
それ以上言うたら、
シバクぞ」


柴犬だけに?


「噛んだろかー!」


あかんあかん、
ワクチンしてない犬に噛まれたら、
狂犬病なるやん。

こわいこわい。


「アホか、自分。
相変わらず、アホやな、ほんま」


そない、アホアホて繰り返さんでも。


「今日び、ほんまに狂犬病なんてなるやつ、
そんなにおらんはずやし」


そうなんですか?


「そやで、しかもな、
無理やりワクチン打たれて、そのあとから、
『穴、開くしーーー』ってなってまうやつもいてる」


それって、
アナフィラキシーのこととちゃいますか?


「あぁ、そうとも言う」



やっぱり、犬でもあるねんね、
ワクチンの副作用。


「しかもな、ワシらの同胞は、
ほとんどが、よう喋らんやろ。
そやからわからんだけで、
足痺れたりしてるやつは、ぎょうさんいてるみたいや」


あぁ、なるほど。
そうかも知れんね。


「なんで、突然ワクチンの話なんかするねん?」


いやぁ、いま、犬の話聞いて、
あらためて、同じかと思いましたわ。

ほんまにそんな病気なるのって、
たかが知れてるはずやのに、
ワクチンして副作用で悩む人がいてるの。


「そやな、同じなんやろ、きっと。」


そう思うと、素敵ですよね。
関係ない、って言い切れるの。


「そうか、そんなにカッコええか」


いや、そこまで言うてないけど。


「そやけど、自分は?」


あぁ、僕もしないですよ。
ワクチンでしょ?


「なんで、せえへんの?」


まぁ、してても、なるときはなるからね。


「同じやな、そこ」


そうでしょ~。

それとね、ほんとは、もしかかっても、
たいていは大丈夫やと思いますねん。


「ほう、どういうことや?」


熱出して、ウィルス放り出して、
そうやって回復していきながら、
免疫力を獲得する。


「その通りやん。
自分、なかなかわかってるやん」


だって、そうでしょ。

あとね、もうひとつ、好きになれんのはね、
ワクチンせんと、大変なことになる、
みたいな脅しもありますやん。

あんなんの言うこと聞いてたらね、
どんどん、自分が無力みたいに思えてくる。


「当たり!やろ、それ」


どういうこと?


「いや、そういうことやがな。
結局、お前はあかん、って植えつけられていく」



それって、依存を生み出しますよね。
どんどん不自由になっていきますよね。
こういうのって、洗脳やと思いますわ。


「そういうことやがな。
自分、相変わらず、よう考えてるやないか」



だからね、さっき「関係ない」って、
即答しはって、素敵やなと思ったんです。

受ける受けないで考えるのではなく、
無関係でいられる。


それって、自由なんやな、と。


「自分、怖いな。
めっちゃ、見えてるやん」


そうですかね。

自由か...。


ほんで、ところで、
長いこと、どうしてはったんですか?


「旅してた」


旅?

旅って?

犬が、旅って??


「そないに、たびたび言わんでええぞ」


そう言って、走り去ってしまった。

しかし、今日はダジャレまみれやったな。



そやけど伝次郎、やっぱり自由人、
いや、犬か。



なんだかちょっとばかり、
うらやましい気がした。



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ここ数日、雨が続いている。

院の前はタイル貼りなので、雨で滑って転んではいけないから、
拭き掃除でもしておこう。

 

今日は、夏至。
一年中で最も昼間の時間が長いときだというのに、
雨が降ってると、なんだかもったいないような気がする。

夏至といえば、キャンドルナイトか...。

今年はあまり話題に上らないようだ。


「ふぁ~っ」

誰やねん?
朝から大きなあくびして...

ど、どこのオッサンかと思えば、
喋る犬の、伝次郎...。

 

「よう降るなぁ」

ビショビショやないですか。

「そら仕方ないわ」

こいつ、やっぱり野良犬か?

「ちゃうっちゅうてんねん!!
ブルブル。
ほんで、今日は?」

いや、別にこっちから呼んだわけではないねんけど。
しかも震えてるし・・・

「ええから!
今日は何の日や?って聞いてんねん」

今日は夏至というて、最も明るい日ですけど。

「そやなぁ~
で、自分はどないすんのん?」

昨年は、自宅で家族とキャンドルナイトしたんですけどね、
今年はどないしよかな~、と思ってますねん。

「なんでや?」

いやぁ、キャンドルナイトもね、
あんなんどこがエコやねん?とか批判してる人たちいてるでしょ。

「へぇ~、そやからって、せえへんのか?」

それを、どうなんかな?と思ってたんですけどね。

「ほな、聞くけど、
自分は、何のためにキャンドルナイトしようと思うんや?」

うーん、たまには電気を消した生活してみるのも悪くないかな、と思うから。

「ほほう、なるほど」

昨年、我が家でやったときにはね、最後に
『いつもは電気さん、ありがとう』って子どもたちと言い合ったんです。

「ええことやん。
それって、つまり?」

つまりは、いつもは当たり前にあるものも、
一旦はそれを手放してみて、当たり前やないねんでって見直すきっかけ、みたいな。

「自分、なかなかええセンスしてるな。
そういうことやがな。
別に、エコがどうとか、大義名分なんてどうでもええんちゃう?」

はい、あくまでも、当たり前に生活してることに感謝するための手段かな。

「ほな、やったらええやん?」

そうですね、そうしますわ。

「あのな、ひとつだけ聞くで」

ええ、どうぞ。

「理屈と行動、どっちが大事かわかるか?」

やっぱり、行動ですかね。

「そやろ!
理屈なんてどうでもええねん。
批判なんてどうでもええねん。
そんなもん結局は、本当は自分で何もやりたくないやつの逃げに過ぎんのとちがうか?」

そうなんかも知れませんね。
結局は、自分がどうしたいか、どうするか。

「そや!やろうと思うなら、やったらええねん。
それだけのことや」


自分がどうしたいのか。

それが自由ってことなのか...。

伝次郎こそ、究極の自由人、
いや『犬』だ。

そう思ったときには、すでにいなくなっていた。

 

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どんよりとした曇り空。
今にも雨が降り出しそうだ。

僕は今朝も鍼療所の前を掃いている。

雨がすべてを洗い流してくれるなんて言うが、真実ではない。

雨が降ろうが、槍が降ろうが、
きれいなところはきれいし、
汚いところは汚いのだ。


ところで・・・
最近は姿を見せてくれていない。

喋る犬、伝次郎。


そういえば、まったく素性が知れない。
どこに住んでいるのか、
どんなものを食べるのか、
どうすれば会えるのか。

本当に犬なのか、
だとしたら、種類は?
柴犬? 
白いから紀州犬かな?

それとも・・・

 

いったい、どこへ行きよったんや~


「ここにおるがな!」

わっ! いつの間に?

「なんや、来たらあかんかったんか?」

いや、そんなことないです。
最近、顔を見なかったんで、
どないしてはったんかな、と。

「えらいこっちゃったで~。
ほんまに、あんなん久しぶりや。
もう、ピーピーで立たれへん」

えっ、もしかして?

「そのもしかしてやがな。
犬でもなるねんな~。
こないだな、知り合いが持ってきてくれてん。
ごっついハンバーグ弁当をな。
たぶん、どこぞの売れ残りを拾ってきたんやろうけど」

コイツ、ただの野良犬やん。
腐ってただけと違うんかいな。

「自分、いま、野良犬って言うた?
神聖なるワシのことを、野良犬って言うた?」

ちゃうんですか?

「ちゃうねん!
ワシらの中にも、一応グレードみたいなんがあってな、
食べ物を集めてくるやつと、
情報を集めてくるやつと、
それを仕切るやつがおるねん」

だから、そういうのを野良犬って言うんと・・・

「ちがうっちゅうねん!
まぁ、ええわ。どうせ言うても分からんやろ」

ほんなら、それほどまでにレベルの高いお方が、
なぜに腐った弁当みたいなもんをお召し上がりになられたと?

「そこやがな」

そこやがな?

「だまされたわ。
ほんまにビックリするで。
なんやねんっ!
あの溢れてくる美味そうな匂い...。
おまけに艶やかな色...。
めちゃめちゃそそられたがな」

だからがっついたと?

「ところがや、
食べてしばらくしてから、
腹がな、グルグルーいうて・・・」

その先は喋らんでいいです。

「近頃の人間どもは、見掛けに騙されると思ってたけど、
ワシまで騙されるとは思わなんだわ、ほんま」

なるほどね。

「そやけどな、やっぱり腹はちゃんと反応しよる。
腹は素直や」

そやから、腹を割って話する、とかいうんですかね?

「自分、今日もなかなか良いセンスしてる。
そういうこっちゃ。
だから、腹は、いらんもん食べても、
これは具合悪いと感じたら、
すぐに出そうと働いてくれる」

そういうことなんですね。

「きっと自分みたいなやつよりも、腸のほうがかしこいな」

はぁ、チョウでちゅか~

「自分、噛んだろか!!」


そう言って、一瞬だけ歯を剥き出しにしたけど、
そのまま走り去っていった。


いま、『しばいたろか』って言わなかったけど、
やっぱり柴犬じゃないのかな。

関係ないか・・・。


 

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